2021年05月28日 16:44更新
コメ作りを通じて農家の営みを学ぼうと、上越教育大学附属小学校の5年生が28日、妙高市矢代地区で地域の人と一緒に田植えをしました。
田植えをしたのは附属小学校の5年2組34人です。児童はこの春から、妙高市矢代地区で農家の暮らしや農業の営みについて学んでいます。きょうは地域の人に教わりながら、4アールの田んぼにコシヒカリの苗を植えました。
児童は「これまで田植えのやり方や矢代のことを勉強してきた。楽しく活動できた」「美味しいコメができると思いながらやると嬉しくなる」などと話していました。
矢代地区の地域のこし協力隊 フィンガー陽子さんは「子どもたちの声は明るくて元気がもらえる。『食』をスーパーに並んでいるものではなく、体験できるのが子どもにとっていいことだと思う」と話していました。
児童はコメ作りだけでなく、矢代地区のPRにも取り組みます。「矢代新聞」の作成に関わったり、のぼり旗を手作りして古民家カフェに立ててもらうことにしています。そのため、今後も月に1、2回は矢代地区を訪れ、活動するということです。
児童は「作っているのぼりが完成したら、古民家カフェに飾ってほしい」「自分たちが活動して活性化させることで、地域に人が増えてほしい」などと話していました。
矢代地域づくり協議会の丸山君男 会長は「高齢化が進んでいる中、子どもたちの活動は活気が出てありがたい。魅力を発信してもらうことで、人が来るきっかけになれば」と話していました。
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