2021年05月19日 18:34更新
今年で5年目を迎える田んぼアートの田植えが15日、佐渡市新穂青木のほ場でおこなわれました。
田んぼアートは、朱鷺と暮らす郷認証米制度の10周年を記念して5年前に始まったものです。農業や食について広くPRすることを目的としていて、去年は5か月間で延べ1万人が訪れました。
15日は晴天の中、渡辺竜五市長や朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会の会員のほか、佐渡Kids生きもの調査隊の子どもたちが田植えをしました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、毎年実施している島外のコープ組合員の参加は取りやめとなりました。
今年は初の試みとして図案を一般公募しました。最優秀賞に選ばれた石川県加賀市の新家史菜さんの「佐渡に生きる」をテーマにしたデザインが採用されました。
田植えには新家さんも参加し、コシヒカリをはじめ、観賞用の古代米など全部で8種類の稲の苗を、図案通りの区画に沿って参加者と一緒に植えました。
図案作成者の新家史菜さんは「佐渡の自然や取り組みに感銘を受け、人と朱鷺、里山の自然の共生ということをテーマに書きました」とイラストに込めた思いを語りました。
また、渡辺竜五佐渡市長は「生物多様性は人と一緒にあるものだというのがイラストから感じられます。朱鷺と一緒に生きていく島づくりというのを目指したいです」と語りました。
また、この日は田んぼアート近くに設置された、野生のトキを観察できるスポット「トキのみかた停留所」の除幕式も同時に行われました。
みかたという言葉には、見る方法としての見方と、支える立場になる味方の両方の意味があり、ルールを守りながら朱鷺を優しく見守って欲しいという思いが込められています。
この田んぼアートは、7月から8月末までが見ごろだということです。
佐渡テレビジョン
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