2021年05月05日 20:18更新
新潟県の佐渡市立行谷小学校で「トキの話を聞く会」が4月20日行われ、児童がトキの生態を学びました。
この日は、行谷小学校の児童66人が参加して、環境省佐渡自然保護官事務所の西村健汰自然保護官から、トキの生態について話を聞きました。
行谷小学校は、トキの生息環境の保全や観光客向けのトキガイドなどトキに関する学習に取り組んでいます。毎年この時期に環境省の自然保護官を招いてトキについて学び、これを第一のステップに今年度のトキ学習がはじまります。
西村自然保護官から、トキの餌や巣作りといった詳しい生態、現在野生下で生息する数などがクイズ形式で出されると、これまでトキの学習を行ってきた児童は元気よく手を挙げて答えていました。
また、生物多様性といった言葉も分かりやすく説明され、児童たちは耳を傾け、熱心にメモをとっていました。
後半には里地里山を保全することが、トキをはじめ様々な生物や自然と共生することに繋がることを学び、児童は環境に対する意識を高めていました。
行谷小学校の児童は「トキの生態について学ぶことができた」「トキが暮らせる環境を守っていきたい」と話していました。
また環境省佐渡自然保護官事務所の西村健汰自然保護官は「これから何年何十年とトキを守っていく子どもたちに、トキの生態について考えてもらうということはとても重要」と話していました。
行谷小学校の児童は、5月7日にトキの森公園で行われる「トキ集会」で、解説員としてガイド活動を実施する予定です。
佐渡テレビジョン
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