2021年04月10日 19:50更新
4年前にスーパーマーケットが撤退した妙高市朝日町の「さん来夢あらい」の空き店舗に、道の駅あらいで営業している「日本海鮮魚センター」が新たに出店し、10日グランドオープンしました。
「さん来夢あらい」の空き店舗に出店したのは道の駅あらいでオープン当初から日本海鮮魚センターを営業してきた柏崎市の株式会社ニッカイ米山です。空き店舗の3分の1、約270平方メートルを売り場スペースとし、自慢の鮮魚や野菜などの生鮮食品、カップ麺など600から700品目の商品を販売します。
また道の駅店との違いとして、鮮魚も複数匹のざる売りではなく1匹売りにしたほか、住民からの要望に応え、寿司や総菜などすぐに食べられる食品にも力を入れたということです。同社の小玉和也営業部長は「道の駅あらいに出店させてもらい、ご好評いただき大きく育ててもらった。ここで恩返しがしたいと出店を決意した。鮮魚の鮮度はどこにも負けない。初めての生肉もやって徐々に拡大したいし、野菜も鮮魚絡めた生鮮産品を強くしていきたい」と話しています。
ここのスペースは元々、生鮮食品を扱う「スーパーサンライズ」がテナントで入っていましたが、2017年8月に閉鎖。その後も仕出し弁当などの事業を続けていましたが、コロナ禍による受注減少を受け、去年夏から営業を休止したため、市やまちづくり会社が新たなスーパーの誘致を進めていました。日本海鮮魚センターでは大きな店舗改装はせず、店名も前の店舗の名前を残し、「サンライズ新井店」としています。
開店初日の朝は六・十市の効果もあり、多くの人が足を運び新たなスーパーの出店を喜んでいました。「待ちに待っていた感じ。元々スーパーがあった場所だからどうしてもあてにする。ここの近くだからちょっとの間に歩いてこれるのが一番」「きょうはイカとカレイとホウレンソウを買った。出店はうれしい。今まで遠くまで買いに良く必要があったし、免許も返納したから歩かないといけなかった。 助かります」「お魚屋さんだからお魚が安い。なにかあっても、ここに来たらいろんな物がそろうのはうれしいし、朝市に来るときに寄れるのがうれしい」
また入村市長も開店に駆け付け「今必要なものがコンパクトにまとまっている。やっぱり待望していた。これで地域に少しでも利便性を与えてもらい、地域に良い絆を築いてもらいたい。ありがたい」と話していました。
あわせて小玉営業部長は「やはり買い物弱者に楽しさを味わってもらいたい。今後ここを基点として山手のほう、商店が少ないところに移動販売ができればと考えている。計画済みであとは車のみ。車が来次第早急に始めたい」と今後の更なる展開も語っています。
日本海鮮魚センターサンライズ新井店の営業時間は午前9時から午後6時まで。水曜日が定休日です。
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