2017年06月13日 14:05更新
都道府県や市区町村を応援するために寄附する仕組み「ふるさと納税」。この納税に対する返礼品が過度になっている問題を受け、上越市は今年7月から市内に住む住民の寄附に対し、返礼品の発送を取りやめることにした。
ふるさと納税は応援したい都道府県や市区町村を選んで寄附する制度。寄附を受け取った自治体は、お礼の返礼品として寄附をした人に特産品などを贈っている。
総務省は今年4月、過度な返礼品や住んでいる自治体に対して寄附した住民への返礼を取りやめるよう通知を出した。これを受けて上越市は来月から市内に住む住民からの寄附に対して返礼品を贈ることを取りやめることにした。
上越市で受け付けているふるさと納税は、高田公園のサクラの保全活動や中山間地域の活動支援など8つの事業。
このうち上杉謙信の愛刀で国宝の「山鳥毛」と新しい水族博物館の2つの事業に対する寄付については市民の機運を高めるため例外となり、市内に住む人でも1万円以上を寄附した場合に限り返礼品が贈られる。
「山鳥毛」は来年7月にリニューアルオープンする予定の総合博物館に展示されることになっており、返礼品には観覧招待券がおくられる。また新しい水族博物館へ寄付した人には、入場券が贈られる。
市では今後市のホームページや広報などで市民に知らせる方針。市外在住の寄付者に対しての返礼品の贈呈は今までどおり行われる。
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