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「四・九の市」4月から大町4丁目側に集約 出店者の高齢化が理由

2021年03月10日 13:24更新

人情変わらずどうぞごひいきに

百年の歴史をもつ上越市の朝市「四九の市」。現在の営業区間は、高田駅前通りを挟んで大町4丁目と5丁目ですが、来月から大町4丁目側に集約されることになりました。理由は、出店者の高齢化により店が減ったためです。

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出店場所の縮小は、市を運営する上越朝市組合が上越市や関係町内会と協議して決めました。来月からは大町5丁目で出店している店が4丁目に移されます。これにより市の長さは360メートルから3割ほど短い、240メートルになります。

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短縮の大きな理由は、出店者の高齢化と後継者不足による店の減少です。朝市組合によりますと、今年度、常に出店する人は26人です。ピークだった昭和40年代には5倍ほどの、120軒から130軒ありました。

松嶋隆 組合長は「歯抜けの状態になってきた。集約して店を固め、昔みたいに並べることにした」と話しています。

縮小で移転する5丁目の出店者からは「親の代から50年、この場所で常連ばかり。移転後もお客さんが来てくれるか不安」という声が聞かれました。
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一方、受け入れる4丁目の出店者は「すぐにお客さんはつくと思う。店が離れているより、次々お客さんがまわってきてくれる。いいじゃないですか」と歓迎していました。

買い物客も「店が離れているよりいい。でも、5丁目に店がなくなるのはさみしい」と複雑な表情をしていました。

四九の市が集約されるのは4月4日からです。店の場所などはこれから朝市組合で調整することにしています。

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松嶋組合長は「利用者は距離を歩かなくてもよくなる。店がまとまって買い物しやすいという人もいる。昔みたいに大勢集まっていただきたい」と期待していました。

なお、上越市ではホームページやSNSを使って朝市を㏚しているほか、新たな出店の申し込み手順なども掲載しています。

なお二・七の市、三・八の市、一の日市は、縮小の検討は行われていないということです。

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