2017年06月02日 11:00更新
染色技法をもちいて風景などを描く作家、村山雨景さんの創作55周年を記念する作品展が上越市でひらかれている。
会場には、雪や花をモチーフにした作品、約50点が展示されている。
十日町生まれの村山さんは、幼いころから家業の染色を見て育ち、15歳で作品作りを始めた。その後、京都で友禅染の修行をし、伝統的な染色と現代の日本画の技法を取り入れた独自の制作法を約20年かけて編み出した。現在は長岡市を拠点に活動している。
今回の作品展は村山さんの創作55周年を記念してひらかれ、4月から長岡市、妙高市、新潟市と県内を巡回している。
越後三山をモチーフに描いた作品「連山」
「連山」という作品、越後三山をモチーフにしたもので縦2m、横13mの大作。村山さんによると、染色画としては日本最大ということ。
村山さんは55年の歳月を「長かったと思うときもあるし、今思うと短かった」と振り返り、作品作りを「張り合い、生きがい、夢、希望。全てが染めの世界に入っている」と語っている。
会場には新潟出身の演歌歌手、小林幸子さんに贈った着物を復刻させたものも展示されている。
村山雨景 創作55周年特別展
■期間:6月4日(日)まで
■時間:10:00~17:00(4日は15:00まで)
■会場:高田図書館内 小川未明文学館市民ギャラリー
■入場:無料
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