2021年01月07日 17:43更新

上越地方は強い冬型の気圧配置となり、7日から10日頃にかけて各地で警報級の大雪が予想されている。気象台では暴風による猛吹雪や、大雪、なだれ、路面の凍結に警戒するとともに、交通障害や農業施設への被害にも注意するよう呼びかけている。

上越市は8日からの降雪に備え、臨時の雪捨て場を1か所増やし2か所とした。7日に開設された臨時の雪捨て場は、上越市中央の船見公園駐車場の関川河口の左岸。広さは約2,400㎡。

7日午前11時の様子

雪を積んだ大型トラックが列をなし、ブルドーザーが排雪処理に追われていた。7日に排雪の届け出があったのはトラック500台分。トラックの運転手は「きょうだけでもう5、6回運んでいる。もう嫌になる」とうんざりした様子。

雪捨て場はこのほか、上越市上島の上越大橋付近にも開設されている。

新潟地方気象台によると、上越地方は7日から10日頃にかけて強い冬型の気圧配置が続き、各地で警報級の大雪が予想されている。

＜風速＞
7日午後3時ころに、高田で最大瞬間風速26.2ｍ、大潟では午後3時半に1月の観測史上最大となる30.3ｍを観測した。

＜24時間降雪予想＞
　8日午後6時まで　上越地方の平地で最大80cm、山沿いで最大100cm。
　8日午後6時から9日午後6時まで　平地で60～80cm、山沿いで70～100cm。

＜道路・交通＞
国道8号線
7日午後3時現在、米山大橋などの通行が危険だとして、柏崎市青海川から上輪までの上下線で通行止めとなっている。う回路はない。
※なお、国道8号の通行止めは午後5時45分に解除されている

北陸自動車道
7日午後3時40分現在、柿崎IC－柏崎ICの上下線で通行止め。

また、鉄道やバスなどの交通機関でも運休が出ている。最新の情報は、各ホームページなどで確認。
■えちごときめき鉄道
■北越急行
■JR東日本

＜学校＞
強い冬型の影響は学校にも出ている。県と市の教育委員会によると、きょうは、上越市の中学校2校（柿崎、雄志）、県立高校3校、特別支援学校1校で早退の措置が取られた。8日も一部の学校で休校や早退の措置が取られることが決まっている。

8日 臨時休校（7日午後3時現在）
【小学校】
　上越市7校……八千浦小、直江津小、古城小、直江津南小、北諏訪小、保倉小、有田小
　※臨時休校する小学校7校については午前8時から児童クラブを開設（希望があれば午前7時30分から）

8日始業終業の時間変更
【小学校】
　黒田小　1限カット
　春日新田小　6限以降カット
　谷浜小　5限以降カット
　清里小　6限以降カット
【中学校】
　直江津東中　6限以降カット
　頸城中　6限以降カット
　板倉中　1限カット　

妙高市の学校は通常通りの予定。