2020年11月26日 12:17更新
稼げる農業を目指しているJAえちご上越は来年度、枝豆をブランド化しようと農家の栽培技術を高め品質アップを目指している。
JAえちご上越は来年度、枝豆やキャベツ、トマトなど11品目を上越産野菜としてブランド化し、それぞれ1億円の売り上げを目指す方針。
中でも、枝豆はブランド化のトップ品目。現在、JAえちご上越管内の枝豆農家や組合は51、作付面積は約57ha。販売額は、平成30年度が8,700万円あまり、今年度は10月末現在約7,200万円となっている。
JAによると園芸作物は市場価格に左右されやすく、十分な手取りが確保できないことがある。このため、農家のやる気を高めようと、JAは出荷の半年前に大型店と契約してブランド作物としての価格を決め、買い取ってもらう取り組みを始めた。これによって、今年度は、市場価格が664円/kgだったのに対し、契約販売で745円/kgだった例があったということ。JAえちご上越の職員は「いま取引している一社にマックスバリュがある。そのスーパーのチラシには上越産野菜とうたわれている」と話す。
25日は営農指導員60人が参加して、栽培のスキルアップを学ぶ研修会が開かれた。JAによると、上越産ブランドとして大型スーパーなどで販売するには、確実な品質と納品が求められる。今年度の枝豆の販売量約82tのうち、A級品は51%だった。来年度はこれを60%に上げる目標。JAえちご上越の岩崎健二 常務理事は「前向きで攻めた戦略を立てていきたい。営農指導員全員で農家へ指導体制を強化する意識付けが重要だと思うので、強化に向け努力していきたい」と話した。
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