2020年11月23日 15:59更新
新潟県は23日、妙高市の2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうちの1人は上越市役所勤務の職員であることが判明している。妙高市で感染確認は21日に続き、4人目。
1人目 妙高市在住60代女性(介護施設職員)県内299例目
<症状・経過>
15日(日)発熱、頭痛、倦怠感
16日(月)医療機関を受診
20日(金)医療機関を再受診
21日(土)症状が改善しないため別の医療機関を受診し検体採取
22日(日)PCR検査の結果、陽性判明
現在、発熱、倦怠感等
<行動歴>
13日以降、出勤していない
<濃厚接触者>
1人(家族で300例目の男性)
2人目 妙高市在住の20代男性(上越市の福祉部福祉課に勤務する公務員)県内300例目
<症状・経過>
12日(木)夜に発熱、寒気
13日(金)医療機関を受診
18日(水)医療機関を再受診
21日(土)別の医療機関を受診し検体採取
22日(日)PCR検査の結果、陽性が判明
現在、咳、鼻水、味覚・嗅覚異常が見られるということ
<行動歴等>
11月10日~12日出勤
11月13日以降、出勤していない
<濃厚接触者>
濃厚接触者は12人(299例目を除く)。いずれも男性と同じ課に所属。自宅待機の上、23日にPCR検査を実施。結果は24日(火)または25日(水)に判明する予定。当該職員は11月10日(火)以降、庁舎業務のみに従事。この間、来庁者2人から書類を受け取ったが、マスク着用の上、飛沫飛散防止ビニール越しの対応で、濃厚接触者に該当する来庁者はいない。
<対応>
上越市は陽性が判明した後、改めて22日(日)夜、また23日(月)に当該職員が勤務する執務室と共用部分の消毒作業を実施した。
24日(火)は、木田庁舎1階の福祉総合窓口センターを閉鎖し、同1階の市民ホールに臨時窓口を開設して業務を継続。福祉課以外の職員が対応にあたるということ。また福祉課では職員の半数を在宅勤務にし、PCR検査の結果が判明した後、体制を元に戻していくということ。
23日に開かれた対策本部に出席した村山市長は「職員内でコロナが発生した時のシュミレーションはとってきたため、対応はスムーズにできた。市民が行政の庁舎に足を運ぶ不安を解消するために、努力していかなければならない」としたうえで、「市民へのサービスが低下することのないよう、手続等にしっかりと取り組んでいきたい」と話した。上越市コロナ対応コールセンター(市役所代表番号) 025-526-5111
一方、妙高市はコロナ感染者の確認を受けて対策本部会議を23日に開いた。2人の感染経路が不明で、市中感染の可能性があることから市が主催する講座などを原則中止、もしくは年明けまで延期することを決めた。
また、市施設の利用人数を屋内で収容率50%以内もしくは上限5000人のうちどちらか少ないほうと制限した。屋外も十分な間隔をとったうえで上限を5000人とした。これは、9月18日以前の警戒レベルだ。
会議で入村市長は、感染者とその関係者のプライバシーへの配慮とあわせ、手洗いや換気など基本的な感染予防対策の徹底を市民に求めた。そして「一人ひとりの意識と行動が大切。思いやりの心をもって市民が一丸となってこの難局を乗り越えてほしい」と訴えた。
妙高市健康相談コールセンター(健康保険課内) 0255-74-0013
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