2017年05月26日 10:33更新
上越市国府の国道8号線、国分(こくぶ)跨線橋の下を通る、えちごトキめき鉄道の線路上に、モルタル片が落下していたことが25日にわかった。運行中の列車に被害は確認されていない。国道を管理する高田河川国道事務所では、原因と再発防止策を考える検討委員会を近く立ち上げることにしている。
写真提供:高田河川国道事務所
モルタル片が落下したのは上越市国府地内で国道8号線とえちごトキめき鉄道の線路が交わる国分跨線橋。25日トキめき鉄道の職員が発見し、午後4時20分ごろ高田河川国道事務所に連絡が入った。
跨線橋の側面から幅約30㎝ほどのモルタル片が削れ落ち、上り線路上に最大約10㎝四方の破片が散乱していたという。
跨線橋下から見上げた様子
高田河川国道事務所では25日午後6時ごろ、同じようなモルタル片が落下する危険性がないか、鉄道会社と目視で臨時点検を行なったが、落下しそうな箇所は見つからなかった。
しかし、列車の運行をとめて「橋全体」を〝触って〟確認する詳しい調査が至急必要とし、トキめき鉄道との調整を急いでいる。
この橋は昭和48年に建設され44年が経過している。去年2月に行われた点検では異常は見られなかったという。
高田河川国道事務所では原因究明と再発防止策を考える第三者を含めた検討委員会を来月中にもたちあげる方針。
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