2020年10月30日 19:14更新
コロナ禍でアルバイトが出来ず収入の減っている学生などを支援しようと、上越教育大学である取り組みが始まった。学生からは懐にやさしいと好評だ。
板倉産のコメを使った温玉焼肉丼、そしてネギやキクラゲがのったとんこつラーメン。どちらもずばり200円だ。学生は「温かくて、おいしいよね!」と満足そう。
大学ではコロナ禍でバイトができなくなり、収入の減った学生などを支援しようと、学食のランチを通常の半額、200円で提供している。今週月曜日から始めた。きょうは安さのあまり、ほかのメニューを追加した学生もいた。 半額になるのは学生のみ。メニューはおすすめ丼と週替わり麺で、毎日200食ほど提供される。学生は「コロナが怖くて、自分からアルバイトを休んだ時期もあった。その期間は、節約して頑張った」と話した 。
ランチを半額にするため、大学では、5月からのおよそ2か月間、募金を実施した。結果、教員などから70万円ほどが集まり、ランチの割引分に充てられている。
上越教育大学の学生支援課、佐藤誠一課長は「授業以外はアパート・宿舎に戻る状況もあったようだ。おいしい食事で元気を出してほしい」 と話している。
200円ランチは11月中旬までを予定している。来週はビッグメンチカツライスやかつ丼、それに二郎系ラーメンまで登場するという。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.