2020年10月22日 15:53更新
22日朝、上越市頸城区の南部産業団地でイノシシが1頭目撃された。市の職員や警察などが行方を追ったが、捕獲することができず、警察は警戒を呼びかけている。
提供:上越市 22日午前9時頃に撮影された映像(提供:上越市)
イノシシが出没したのは、頸城区の南部産業団地。イノシシは体長約1mから1.5mメートルで、車も気にせず、ゆうゆうと歩いている。このあと駆け付けた市の職員などが、捕獲を試みるが失敗した。
捕獲作業にあたった市職員は「1mほど。大きいが凶暴な感じはしなかった。網で追ったときは鼻息が荒かった」と話す。
市では、防災行政無線や安全メールなどで住民に注意を呼び掛けた他、警察のパトカーが付近を巡回しイノシシを探した。
さらに、近くを流れる潟川の藪の中も捜索したが見つからず、午後1時過ぎに捜索を打ち切った。
イノシシの出没を受け、現場近くの上越市市立南川小学校では、屋外の活動を中止した他、集団下校にして教職員が付きそうなどして警戒にあたった。あす23日の登校時には教職員や保護者による見守りが行われる予定。また、頸城中学校でも生徒に注意が呼びかけられた。
頸城区内ではきのう21日、今回の現場近く、島田地区や榎井地区などで3件のイノシシの目撃情報が寄せられている。同じイノシシかどうかはわかっていない。
市や警察では、引き続き住民に対し警戒を呼びかけている。イノシシを目撃した場合は、すみやかに市や警察に通報してほしいと話している。
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