2020年06月22日 18:20更新
妙高市池の平のいもり池で22日からスイレンの駆除作業が始まった。
いもり池ではおよそ10年前から外来種のスイレンが増殖して水面を覆うようになった。そのため、もともとの在来種であるヒツジグサやヒルムシロなどが現在確認されていない。また池の水面に映る「逆さ妙高」がスイレンに覆われて見えにくい状態になっている。このため、5年前からスイレンの除去作業が毎年春と秋に行われている。
22日は妙高市のボランティア団体などから25人が参加して作業にあたった。
池の平温泉区協議会の吉越明区長は「訪れた人に大自然の素晴らしさを肌で感じてもらえるように、地元民として環境整備していく必要があると思う」と話していた。
去年までは根を引き抜いて駆除を試みていたが、繁殖力が強く1か月ほどすると元に戻ってしまっていた。そこで今年は試験的に、葉の上から防草シートを被せて根から腐らせる新しい方法を導入した。シートによって葉が光合成できなくなり成長を抑えることができる。今回は約600㎡にシートを被せて効果を確かめる。
作業初日の22日は下準備としてスイレンの葉を刈り取る作業とシートをバンドでつなぐ作業が行われた。作業は24日まで行われる。また秋の紅葉シーズン前にも駆除を行う予定。
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