2020年06月07日 19:05更新
上越産の地魚の魅力を紹介するイベント「地魚マーケット」が7日、柿崎区にある「お食事の館 旅人の宿 わすけ」の駐車場で開かれた。
これは、家で過ごす時間が増えている子どもたちに魚料理を楽しんでもらいたいと、上越市の飲食店などでつくる「景家御膳の会」が企画した。
会場では、「景家御膳の会」のメンバーで「わすけ」の佐藤一さんが、上越産のマダイを使って魚のさばき方を実演した。子どもたちも実際に包丁を握り、アドバイスを受けながら身卸しに挑戦。初めて魚をさばいたという小学生は「骨がゴキゴキして難しかったけど楽しかった」と。その姿を見ていた母親は「家では魚以外のものは切らせているが、出刃包丁や刺身包丁も持たせてもよいのかなと思った瞬間だった」と笑顔で話した。
「景家御膳の会」では、自宅で魚料理を気軽に楽しんでもらおうと、下処理した新鮮な地魚をセットにした「じょうえつ地魚福袋」をこの春から販売している。会場では福袋の第2弾のメニューからカニ汁がふるまわれ、フグの唐揚げの試食販売が行われた。
また地元漁師による柿崎漁港と魚についてのクイズも行われた。子どもと一緒に挑戦した父親は「日本の養殖の真鯛の割合が80%にのぼることに驚いた。港で水揚げされる天然のマダイが地元で買える良さを改めて感じた」と話していた。
佐藤一さんは「魚はハードルが高いので最初に料理として食べてもらい、徐々に自分で買って作ってもらう、そんな流れがよいと思って企画した。要望があれば第2回、3回と開催し、さらに上越の魚を広める活動をしていきたい」と意気込んでいた。
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