2017年05月08日 13:40更新
上越市在住の日本画家、川崎日香浬さんが古典日本画で読む神話絵本「お諏訪さま物語」を出版した。
川崎さんは、主に奴奈川姫を中心に古事記などに登場する神などを描く日本画家。
出版した「お諏訪さま物語」は、諏訪神社の総本社 信州一之宮諏訪大社のご祭神「お諏訪さま(建御名方命-タケミナカタノミコト-)」の生涯や活躍をまとめた絵本。前半は子どもから大人まで楽しめる古典日本画による絵本形式で、後半は絵本に描かれている物語を川崎さんの研究に基づいて解説している。
お諏訪さまは、古事記や日本書紀に登場する神で、日本海側一帯に多くの伝説や逸話が残っている。弥生時代から古墳時代にかけて、糸魚川でヒスイを使って交易していた奴奈川姫が、上越市の五智でお諏訪さまを産んだとされ、上越地域には深いゆかりがある。
絵本は諏訪を中心に売れ行きが好調で、諏訪大社からも大量の注文があったという。お諏訪さまの生涯を描いた書籍はこれまでになく、日本画を楽しみながら、多くの人に神話を知ってほしいという想いで制作された一冊。
現在、 川崎日香浬さんの日本画展が、長野県諏訪市にあるSUWAガラスの里の美術館で5月14日(日)まで開催されている。「お諏訪さま物語」に描かれた作品も展示されており、特設コーナーでは絵本も販売している。
古典日本画で読む神話絵本「お諏訪さま物語」
■定価:2,000円(税別)
■申込み・問合せ:川崎日香浬日本画活動事務局(お茶の川﨑園)℡ 025-523-2997
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