2020年05月03日 18:20更新
上越市浦川原区中猪子田地区で、地元の有志が植えたシバザクラ1万2,000株が見ごろを迎えている。
シバザクラは9種類1万2,000株あり、浦川原区中猪子田地区の国道253号線や市道沿いに植えられている。
植えたのは地元出身の杉田修さんを中心とする約10人。3年前、雑草が生える地区の景観を良くしようと活動を始めた。
杉田さんは「町内の草刈をしているが、すべてできるわけではない。ボランティアとして何かできないか。風景を良くしたいと考えた」ときっかけを話す。
シバザクラは近所の住民から分けてもらい、最初は市道沿いに10株ほどを植えた。その後シバザクラを広めるため、地区内の国道や市道沿い、さらに地域住民の許可を得たうえで庭や敷地の一部の木や草を刈った。
例えば、住民の敷地にある国道沿いのカーブミラーは、見えにくくなるほど木が生い茂っていたという。それを杉田さんたちは、住民の了解を得て手入れをした。「最初は『しなくていい』など、いろいろ言われたことも…。今では土や肥料をもらったり、協力してもらっている」と周囲も後押ししている。
こうした住民の協力があり、今では1万2,000株まで増えた。杉田さんによると、シバザクラを植えることで雑草が生えにくくなる効果もあるという。中猪子田地区は坂道が多く、杉田さんは斜面や高低差を生かした見せ方ができると胸を張る。「高低差や迫力がり、ほかのシバザクラ公園とは違うものを見せられる。訪れた人にはツイッターなどで情報発信してもらえるとありがたい」と話している。
シバザクラは今月いっぱい楽しめるという。杉田さんはいっしょに活動する仲間を募集している。詳しくは杉田さん(090-6194-2791)まで。
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