2020年03月26日 18:56更新
上越市内を流れる青田川で26日、黒田小学校の児童がサケの稚魚を放流した。
稚魚を放流したのは黒田小学校の4年生26人。児童は環境問題について考えようと1年間、青田川などの水質調査やごみ拾いをしてきた。この日は学校の裏を流れる青田川で、サケの稚魚5,000匹を放流した。
サケが川に戻るのは4年後で、その割合は0.2%と言われている。児童は「元気でね!」などと声をかけた。放流を終えた児童は「ごみを減らしてサケが生きやすい川にしたい」と話していた。
稚魚は関川水系漁業協同組合が、村上市の漁業協同組合の協力を得て用意した。組合では環境保全活動として毎年この時期に放流していて、3年前からは黒田小の児童を招いて行っている。
関川水系漁業協同組合の吉村正治代表理事組合長は「自然の中でどういう風に魚が生息できるのかを勉強してほしい」と話した。
この日は儀明川でも5,000匹が放流された。組合では、去年秋の1か月間に上越市上島付近の関川でサケ60匹の遡上を確認したということで、「放流の成果だ」と喜んでいた。
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