2019年12月18日 19:02更新

上越市は来年4月1日から高田公園の名称を「高田城址公園」に変える方針を固め、17日に市民説明会が開かれた。高田公園は1950年（昭和25年）に旧高田市の都市公園第1号として初めて今の名称となった。その4年後には約50haの公園全体が県の指定文化財に指定されている。高田公園の名称変更をめぐっては、4年前の高田開府400年祭のときに、当時の実行委員会を中心とするメンバーが約3800人の署名を集めて市に変更を要望。また去年９月には上越商工会議所が、ことし2月には高田地区17の町内会長でつくる「高田城址公園を要望する会」が変更を求めている。これを受け村山市長は「城下町としての歴史文化を強く発信できる」として「高田城址公園」に変更する方針を9月議会で明らかにした。 市民説明会には42人が参加。説明会では来年4月1日から名称を変えるために、2月中に都市計画審議会に諮問すること、市民に変更を知らせる「公告」を行う必要があることが示された。都市公園法、都市計画法では議会の議決は必要ないが、3月議会で関係条例の改正を審議する予定も示された。現在、極楽橋ちかくと噴水ちかくに「高田公園」と記した銘板があるが、これは4月までに改修される。また、道路の案内表示は関係機関と調整してできるものから順次変えていき、観光パンフレットなどは現在あるものがなくなり次第、更新するという。説明会では市民から賛否が並んだが、賛成の意見がおおむね大半を占めていた。また変更にかかる予算を尋ねる声や高田区の地域協議会にきちんと説明しているのかなどの質問も市側に投げかけられていた。川瀬裕之都市整備課長は取材に対し、「変更の意義は自分のまちの成り立ちを知るきっかけ、自分のまちに対する理解を深める、自分のまちに誇りと愛着を持つの3点。公園の存在もだが、うちのまちの発信力に寄与するものと考えている。来年4月に変更できるよう準備を進めていきたい。」と語った。 説明会は21日の午後1時からも高田公園オーレンプラザで開かれる。　　

※ご覧の記事の内容は2019年12月18日（水）JCVニュースLiNKで放送予定（TV111ch）初回18:30
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