2019年11月24日 18:12更新
地域が抱える課題を解決するため高校生が取り組んだ活動を国立妙高青少年自然の家で発表した。
発表したのは新潟県や長野県、埼玉県など6つの県や府から集まった7人。それぞれ1人ずつ、またはグループごとで地域の抱える課題を考え、解決に向けて取り組んだボランティア活動などを発表した。
新潟県立北城高校に通う井澤里帆さんは、現存する日本最古の映画館、高田世界館に注目した。地域の誇りである高田世界館をまちづくりに活かしていこうと考えたが、若い人を中心に認知度が低いことが課題だった。
そのため、SNSを使った広報活動を行った。井澤さんは高田世界館周辺で開かれた音楽イベントに訪れた人に、撮影した写真をSNSへ投稿するよう会場で呼び掛けた。これにより写真を投稿した人、またその投稿を見た人がSNSをフォローするなど高田世界館の存在をアピールした。
井澤さんは「生まれ育った上越が大好きだが、自分の知らないことが多いと思った。今回を機に自分からもっと学んで、若い世代に発信していきたい」とまとめた。
続いて学校法人古川学園、上越高校に通う桑山昂大さんは、越後トキめき鉄道新井駅周辺の商店街の過疎化に注目し、ゲーム感覚で街を歩いてもらえる取り組みを考案した。
今回の発表は地方予選会を兼ねていて審査によって北城高校井澤さんを含む2人と1団体が来年1月に東京都で開かれる全国大会に出場する。
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