2019年11月10日 19:43更新
新鮮な魚や野菜の特売市「上越さかなやさい祭り」が10日、上越市木田3丁目の一印上越魚市場で開かれた。この催しは普段入れない卸売市場の雰囲気を一般の人に体験してもらうとともに魚の普及拡大を目指して一印上越魚市場が毎年開いているもので、ことしで8回目。新鮮な魚や野菜が小売価格より安価で買えるとあり、多くの来場者で賑わった。このうち目玉の一つ、ミニせり市では近海や全国の港からとれた約15種類の魚が並び、参加者が思い思いに値段をつけていった。最後の7㎏台の石川産のブリは浦川原区から訪れた男性が7,000円をつけ落札。「大トリのブリを狙っていた。7,000円なら御の字。安いものですよ。」と話していた。また、マグロの解体ショーには山口産の生の養殖本マグロが登場。重さ当てクイズなども行われ、普段見ることのできないマグロの解体に多くの人が歓声を上げていた。様子を見ていた男性も「やはり迫力がある。見ていて興奮した。このあと赤身と中トロを狙う。」と、切り分けた後の販売に期待を寄せていた。 さらに会場では一印上越魚市場と魚住かまぼこ、料理研究家の井部真理さんの三者で開発したサメのかまぼこが先行販売された。これまで観桜会や大学の文化祭などで市場調査が行われていたが、構想から3年かけて商品化に至った。井部さんは「江戸時代からつながってきたサメ食の歴史、サメかまぼこはそれを象徴するもの。昔のサメかまぼこそのままではなく、現代の人にも食べやすいものを目指した。サメの皮まで入れたので、コラーゲンもコンドロイチンもたっぷりの健康的なかまぼこに仕上がっている。サメかまぼこを手軽に食べてもらうことで普通の切り身を買うなど『サメっておいしい』と思うきっかけになれば。」と話している。サメかまぼこは今後パッケージなどの準備ができ次第、一般販売される予定。
※ご覧の記事の内容は2019年11月11日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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