2019年10月04日 14:55更新
特殊詐欺被害を3回続けて防いだとして4日、妙高市のコンビニエンスストアのオーナーに新潟県警察本部から感謝状が贈られた。
感謝状を受け取ったのは妙高市のローソン新井高柳店のオーナー、岩﨑 俊一郎さん60歳。
警察によると岩﨑さんは先月2日、50代の男性客が店内にあるマルチメディア端末「ロッピー」を使用して10万円分の電子マネーを購入しようとしていたのを不審に思い、男性に特殊詐欺ではないかと声をかけた。そして警察に通報し、いわゆる架空請求詐欺の被害を未然に防いだ。
この店では今年4月にも2回、同様の事案があり、どちらも岩﨑さんの声掛けで被害を防いでいる。
県警では3回にわたって、特殊詐欺の被害を防いだとして、感謝状贈呈となった。
岩﨑さんは「電話をかけながらロッピー操作をしていた。その時点で妙高警察署に電話し、男性がレジに来たときに、大丈夫ですかと声をかけた」と当時を振り返る。
県警本部の山本純市 生活安全部長は「1年に3回防いだ。本当にありがたい。引き続きお願いしたい」と話した。
県警によると、今年8月末までに県内で発生した架空請求詐欺の被害は37件。
そのうち、電子マネーによるものは昨年より2件多い26件、被害額4,233万円だった。
一方、特殊詐欺被害を未然に防いだケースが89件あり、そのうち44件がコンビニエンスストアでの対応だった。
岩﨑さんは「本人は払うつもりだからなかなか気づかないのでは。未然に防げたのはよかったが、氷山の一角ではないか…」と。
山本 生活安全部長は「詐欺の手口はいろいろだが、お金の話は疑って、警察に相談してほしい」と話している。
※ご覧の記事の内容は2019年10月4日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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