2017年03月31日 18:23更新
1日から上越市の高田公園を会場に、高田城百万人観桜会がはじまる。31日、会場ではライトアップや露店などの準備が進められた。あとはサクラの開花を待つだけ。
高田公園の夜桜の名所、さくらロードではライトアップの試験点灯がおこなわれるなど、観桜会の準備が進められていた。露店の準備は、午後から本格化。極楽橋の近くにある上越の特産品を販売する物産コーナーでも、あすのオープンを目指して慌ただしく作業が進められていた。
公園の内堀では、去年の観桜会でボートが転覆し、乗っていた高校生1人が亡くなる事故が起きた。今年は、安全性をさらに高めるためさまざまな対策が取られている。利用者の年齢が小学生以上に限定された他、小中学生や障害があるひとは、ボートの操作ができる18歳以上の人と一緒に乗る必要がある。したがって、子どもだけでの利用はできなくなった。
また、定員が年齢に関係なく3人までとなり、全員が救命胴衣を身に付けることに。もちろん飲酒後や、ふざけて乗ることも禁止。貸ボートの営業について上越市の村山市長は、「ボートでのお花見は長く親しまれてきた。安全を徹底し水面からのサクラを楽しんでほしい」と話している。
肝心のサクラの開花は・・・
高田公園でサクラの保護活動に取り組んでいる青木ユキ子さんは「やっとピンクのつぼみに濃い赤が出てきた。今年は気温が低いので、あす1日の開花は無理。これから暖かくなればぐっとつぼみもふくらむと思う」と話している。
日本気象協会では高田公園の桜の開花は平年より2日早い4月6日。満開は、12日と予想している。
高田城百万人観桜会の会期は1日から17日まであす1日土曜日は、午後6時からさくらステージなどでライトアップ点灯式が行われ、7時からは花火も打ち上がる予定。
※2017年3月31日 ニュースLiNK 初回18:30~