2019年09月05日 18:30更新
人工知能を使って遠く離れた小規模校との授業がスムースにできるシステムの実験が5日、上越教育大学附属小学校で行われた。
このシステムは、上越教育大学と山梨県立大学などが開発にあたっている。5日は、上越教育大学附属小学校と山梨大学附属小学校をネットワークでつなぎ、両方の5年生が算数の授業を受けた。
児童は、2人1組でタブレット端末を使いながら、問題を解き、さらにほかの児童がどう問題を解いたかを見ることができる。
児童からは「このやりかたは見やすい!真似したい」と声が上がっていた。
ほかの人の学習を参考にする児童ほど、学習達成率が高くなるという。このシステムでは、人工知能は誰が誰の解答をどのくらい参考にしたのかを把握しそのデータを教師に伝える。
教師は、それをもとにきめ細かく児童にアドバイスできる仕組みだ。
このシステムは、いわゆる小規模校での授業に役立つとみられている。
授業をデザインした上教大大学院の榊原範久准教授は「自分の答えが相手にも見てもらえる。大勢の中で意見を交換したり、対立しながら思考力を伸ばす学習につなげたい。」と話していた。
研究グループでは今後、実際に小規模校でも実験を重ね、人工知能の精度を高めたいとしている。
※ご覧の記事の内容は2019年9月5日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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