2019年07月28日 04:00更新

上越市山屋敷町にある上越自動車学校は、9月から北信越で初めての水中ドローンスクールを開校する。それに先立って、26日、直江津港で体験会を開いた。

水中ドローンは水の中や海の中を遠隔操作で動くカメラ。船体の点検や水難事故の捜索などの業務で、作業する人の負担を軽くできるとして幅ひろい活用が見込まれている。

上越自動車学校の近藤一郎専務は「水中ドローンを使うことで、働き方改革、経費の削減につながる。安全に注意して使ってほしい」と呼びかけた。

26日の体験会には海上保安署の職員や船の管理にあたる企業などから15人が参加した。

参加者はインストラクターの指導を受けながら、水中ドローンを操作した。ドローンの最大深度は100ｍ、最大速度は４ノット、稼働時間は約2時間、4Ｋカメラで撮影することができる。

参加者は「良い製品だと思った。業務のとき、トラブルがあればすぐダイバーを入れていた。ドローンがあれば、その手間を省けるので検討したい」と話した。

水中ドローンスクールでは、座学と実習をあわせた1日受講コースを設ける予定。コースを終えると、民間ライセンスを取得することができる。経費は受講料とライセンス手続き料をあわせ8万円。詳しくは新潟上越ドローンスクールまで（℡025-530-7546）。

※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間 7月26日 19:00～ 8月1日 19:00まで）