2019年07月07日 19:33更新
2月に就役したばかりの上越海上保安署の巡視船「たつぎり」に乗る体験航海会が7日開かれ、抽選で選ばれた一般市民30人が海上から直江津港湾を見学した。「たつぎり」は上越海上保安署にことし2月に導入されたばかりの新しい巡視艇。長さ27m、速度は27ノット、時速50㎞以上の航行が可能なほか、赤外線による監視装置や停止命令などを表示する電光掲示板など最新設備が備えられている。この体験会は海上保安署の仕事を広く知ってもらおうと初めて開かれたもので市民に参加の募集を行ったところ、定員30人に対し120人以上の応募があった。乗船に先立ち、参加者の前で吉田勝昭署長から船長に「体験航海を乗組員総員、笑顔で楽しく、朗らかに実施せよ!」と指令書が交付される市民サービスも。およそ1時間かけて直江津港湾をまわりながら、参加者は「たつぎり」の操舵室で装備や海上保安官の業務について説明を聞いたほか、火力発電所の裏や高速カーフェリーあかねの出航など、普段見ることのできない海の上からの眺めを楽しんだ。
火力発電所を撮影した男性は「初めて裏側を見た。今まで全体が見えなかったが、海の上から見ると大変なもの。参考になる」と。
また家族で来ていた男の子は「乗組員になぜみんな白い靴を履いているのか聞いたら、海が青いからと教えてもらった」と話し、みな貴重な体験をしたと喜んでいた。吉田勝昭署長は「海水浴場は水上バイクが近くを通ると危険。この船は電光掲示板のおかげで遠くからでもわかってもらえるので、注意喚起を表示し、呼びかけを行っている。海上保安署の仕事を理解・協力してもらえれば」と話していた。
※ご覧の記事の内容は2019年7月8日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 7月8日 19:00~ 7月12日 19:00まで)
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