2019年06月03日 17:27更新
上越市西城町にある聖公会紅葉幼稚園は園舎改修のため旧北本町保育園に一時移転することになり、1日に卒園者などが園舎の壁に感謝のメッセージを描く、さよならペイントを行った。
紅葉幼稚園は44年前の昭和50年に建てられた。老朽化と耐震補強のため、改修工事を行うことになった。期間は6月10日から2月下旬までの9か月間。園はその間、北本町3丁目の旧北本町保育園に一時移転する。
さよならペイントは、これまでの園舎に別れを告げようと在園児や卒園生あわせて200人以上が集まった。なかには40歳代や親子で卒園者という人もいた。
参加者は思い思いに保育室や遊戯室、階段の壁などに絵や文字を描いた。春に卒園したばかりの小学1年生は「星とハートを描いた。最後なのできれいに描いた」と。また中学3年生は「友達と遊んだり、けんかしたりした幼少期時代の思い出の場所」と話した。
親子で卒園生という母親は「今でも当時の先生の顔や笑顔や名前を覚えている。思い出すだけで優しい気持ちになる」と当時を振り返っていた。
紅葉幼稚園の現在の園児は85人、今まで3,623人が卒園した。
伊藤幸雄園長は「改修後も従来のレイアウトのままの建物で安全性は確保される。安心して保育が進められる。ここに来て9年、今まで多くの園児を小学校に送り出した。子どもたちがたくさん来てくれてありがとうの言葉で胸がいっぱい」と話した。
園舎の改修費は約2億円。紅葉幼稚園では現在、工事費用への募金を呼びかけている。目標金額は1,000万円。来年3月末まで受け付けている。
■問合せ:聖公会紅葉幼稚園 ℡ 025-523-2463
※ご覧の記事の内容は2019年6月3日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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