2019年06月03日 15:10更新
上越市立大潟町小学校の児童が学校の中庭に田んぼを作り、31日に田植えをした。
大潟町小学校では今年、学校の中庭に田んぼを作り、自分たちで米を育てる活動をしている。
完成した田んぼの広さは3アール。整備し始めたのは4月下旬。保護者の助けをかりながら、児童がスコップやクワで耕すなど1か月以上かけて整備してきた。もともと中庭の芝生だった広場の土を掘り、水がはけないようにブルーシートを敷いた後、土を戻し、牛ふんなど肥料を入れて土作りも行ってきた。
この日は完成した田んぼに、6年生3クラス85人がコシヒカリの苗を植えた。田植えをするのは初めてという児童が多く、農業を営んでいる保護者から植え方を教わり、土の感触を楽しみながら、真剣に取り組んでいた。
<映像提供>大潟町小学校
大潟区は米作りが盛んなところ。4年生が郷土の学習、5年生が食について学んでいる。学校では児童に米づくりの体験を通して農業について学んでほしいと、毎日観察できる学校の敷地に田んぼを整備した。
以前の様子
作業中の様子
完成した田んぼ
田植えをした児童は「1から作った田んぼに田植えをすることができて嬉しかった」「本当に田植えができるのかと思ったが、できて嬉しい」と、苦労と喜びの両方をかみしめていた。また、6年生の担当教諭は「子どもたちが無事に田植えができて感無量。コメが採れるまで一緒に頑張りたい」と話した。
児童は今後、水の管理や虫の対策、草取りなどをしながら収穫まで行う予定。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.