2019年04月12日 18:46更新
水田5千ヘクタールに水をつなぐ上江・中江用水が12日から平常どおりに通水された。農家からはこれで一安心の声がきかれた。
東北電力・板倉発電所は、去年3月下旬に近くで発生した地滑りで被害をうけ、発電停止になった。このため、発電に使った水を上江・中江用水に流し込むことができなくなり、24年ぶりの取水制限、いわゆる「番水」が実施され、代かきや田植えなどに影響が出た。
その後、東北電力と県が、地すべり対策工事をすすめ、今年2月には工事を完了、安全が確認されたことから12日から上江・中江用水が通水となった。
水量は、12日の段階で毎秒約3.6トン。代かきがはじまる5月1日から15日までは、毎秒約16トン。用水がうるおす農地はおよそ5千ヘクタール、去年番水に悩まされた農家からは安堵の声がきかれた。用水は、代かき対応のあと、8月いっぱいはほぼ同様の水量、その後9月10日までは毎秒約9.8トンとして、十分な水量が確保される見込み。
関川水系土地改良区の齋藤義信理事長は「今のところ積雪量は心配ないが、そのあとの干ばつが心配。農家が水意識を持って限られた資源を上手に使ってほしい。干ばつ対策として深うち(田を深く耕す)ことが大事。これから啓蒙活動をおこなっていきたい」と話した。
※ご覧の記事の内容は2019年4月12日(金)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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