2019年02月22日 18:58更新
妙高市議会でこれまで事前に支給されていた政務活動費が、新年度4月から活動後に支給される「後払い」に変わる。後払いは県内では県議会、市町村議会を通じて初めて。新年度まで1か月余り、後払いにした経緯を植木茂議長に尋ねた。
政務活動費は議員の調査や研修活動などに交付される経費。妙高市議会では1人当たり18万円を年度初めに一括支給、いわゆる前払いしてきた。新年度からはこれが後払いになる。議員は、活動にかかった経費の領収書などを添付して、内容を報告してから政務活動費を受け取る。こうした後払いは県内の県議会、市町村議会で初めての取組みだ。
植木議長は「全国的に不正、使途不明があった。透明性のある議会を目指して後払いがいいということになった。使い切らなければいけないという考えもあったと思うが、後払いにすることでなくしたい」と話す。
平成29年度の政務活動費は議員17人に総額306万円が交付された。そのうち、活動費で最少だったのは12万円、最高は2倍の24万円。使用した額が18万円に満たず差額を返還したのは3人で、返還総額は10万円余りだった。ほかの14人は、それぞれ18万円を超えた活動費を報告している。主な使い道は先進地などに出向く研修費と、本などを購入する資料購入費だ。
先進地視察(写真提供:妙高市議会事務局)
植木議長は活動費の内容について誤解を受けかねない面もあると話す。
「報告書を見ると観光というとらえ方もされる場合もある。市民の税金・血税を頂いているので大事に使わなければ。我々から襟を正し、議員何してんだと言われないように議会活動にと努めたい」と豊富を語った。
妙高市議会政務活動費の報告書は市役所1階、または市のホームページから見ることができる。
※ご覧の記事の内容は2019年2月22日(金)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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