2019年02月21日 15:43更新
消防署員が普段感じている課題について解決策を発表する県大会が今月行われ、上越地域消防事務組合の丸山一樹さんがみごと最優秀となり、県の代表に選ばれた。 現在、丸山さんは4月の東北大会に向けてスピーチに磨きをかけている。
今回県代表となった丸山一樹さん27歳。普段は、上越南消防署高士分遣所に勤務している。県消防職員意見発表会は今月8日に行われ、丸山さんは「防災ルーキーズ ~災害に強いまちづくりのネクストステージへ~」と題してスピーチした。
テーマは、家族をもつ若い世代の防災意識を高めるにはどうしたらよいか。丸山さんがこのテーマを考えたきっかけは、地元・高士地区の町内会による防災訓練だった。
丸山さんは「自主防災訓練に参加したときに高齢者の参加はあるが若者の姿を見なかった」と振り返る。さらに、丸山さんは消防士という職業柄、自分の子どもが突然呼吸が止まったり、熱中症になった時にどうしたらよいか、友人から質問されることが少なくなかった。
そこで、家族のいる若い世代にむけて、乳幼児の心肺蘇生法や熱性痙攣への対処方法を学ぶ講習会を開くことで、防災意識の向上につなぐことができるのではないかと考えた。丸山さんは「上越のすべての世代が防災意識を高めることで世代、家族で防災が広がる。その先は笑顔あふれる明るい未来があるのではないか」と話す。
丸山さんは県代表として4月に福島市で開かれる東北大会に出場する。21日は署員のまえで、本番同様のピーチをした。聞いた署員は「素晴らしい、次のスピーチもがんばってほしい。」「私にも小さい子供がいる。丸山さんの提案を聞いて試したいと思った。」などと感想を述べた。
丸山さんは東北大会に向けて「上越・県の代表として恥ずかしくないスピーチをしたい。またさらに上の全国大会に出場し上越が安全安心なまちだとPRしたい。」と抱負を述べた。
※ご覧の記事の内容は2019年2月21日(木)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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