2018年12月31日 08:27更新
戦国の城めぐりにうってつけ!居多神社宮司で郷土史研究家の花ヶ前盛明さんが上杉謙信にちなんだ84の史跡についての本を新潟日報事業社から出版した。50年以上かけた研究の成果が収められている。「越後史跡紀行~歴史と人物」は花ヶ崎さんが去年10月までの5年間にわたり新潟日報に連載したものがまとめられている。内容は春日山城跡をはじめ、上杉謙信にちなんだ山城跡や平城跡など、越後の84の史跡が紹介されていて、城の構造や成り立ち、さらにどんな武将が関わっていたかなど歴史的な考察が加えられ、城めぐりに欠かせない一冊となっている。
居多神社の宮司をつとめる花ヶ崎さんは日本史の高校教師の経歴がある。山城の研究に目覚めたきっかけは、昭和37年、旧安塚高校に赴任した際、学校の裏手にあった直峰城跡を歩き回って、土塁や空堀など城の規模をみずから実測したことだという。そこから中越、下越地方まで足をのばして、謙信の家臣団の居城跡などを調べた成果が、この一冊にまとめられている。花ヶ前さんは「やはり上杉軍の家臣団。43勝2敗25引き分けの戦績となったのは謙信の采配だけではない。一生懸命働いた武将たちが各山城にいた。上杉軍の強さを調べるには家臣団を調べないとということで県内の山城を調べた。本を読むだけでなく、実際に登ってみて本を見ながら城の特徴を見てほしい。」と話していた。
「越後史跡紀行~歴史と人物」は書店での販売が始まっていて価格は定価1,400円。
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