2018年10月20日 10:00更新
奴奈川姫が大国主命に求婚される場面などを描いた上越市の日本画家、川崎日香浬さんの作品展が上越市本町のギャラリー祥で開かれている。
川崎日香浬さんは上越市在住の日本画家。これまでに古事記の世界を描いた作品を出雲大社と諏訪大社に奉納したことがある。会場には「四季の譜」と題して23点が展示されている。
これは奴奈川姫が大国主命に求婚される場面を描いた作品。横3.6m、縦1.1mある大作で、今月27日、糸魚川市の天津神社に奉納されることになっている。
川﨑さんは「上越でこの2人が結ばれて子どもを産んだ。諏訪・建御名方命が五智の岩殿山で生まれた。上越の方々にそのこを知ってもらい、神話に浸ってもらいたい」と話している。
川崎さんはこの作品を描くために、みずから姫川で採取したキツネ石や諏訪の黒曜石を使って顔料を作った。絵の完成までに300日ほどかかったという。
作品展は今月26日まで上越市本町5のギャラリー祥で開かれている。22日(月)は定休日。
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