2018年10月17日 17:37更新
G20農業大臣会合や東京オリンピック・パラリンピックの開催を前に、テロ事件を想定した訓練が17日、直江津港で行われた。
テロを想定した訓練は、海上保安署や税関など港に関連する機関と警察、消防が毎年合同で行っている。17日は、直江津港に入港していた貨物船で爆弾テロが発生した想定で約100人が参加した。訓練ははじめに貨物船に見立てた船に救急隊員が乗り込みけが人を救出。つづいて、海上保安署の署員が船内に潜んでいたテロリストを取り押さえた。
さらに、消防本部特殊災害機動班がばらまかれた化学物質を除去したり県警機動隊の爆発物処理隊が爆発物とみられる不審物を回収するなど、各機関が連携して実践的に動いた。
あわせて、税関による入国審査や手荷物検査で、危険物の密輸入やテロリストの密入国を阻止する訓練も行われた。
新潟市では来年G20農業大臣会合が開かれるほか、再来年には東京オリンピック・パラリンピックも控えている。
直江津港危機管理担当官の伊藤芳武上越警察署長は「直江津港は交通の拠点、新潟市や東京にも近くテロに狙われる危険性が高い。各機関が連携して守っていく」と話していた。
警察によると直江津港ではこれまでテロ事件は発生していない。参加した機関では、今後情報交換を密にして連携強化を図り万一に備えることにしている。
※ご覧の記事の内容は2018年10月17日(水)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch)初回18:30~
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