2018年10月02日 16:06更新
妙高市のいもり池で2日から外来種のスイレンを取り除く作業がはじまった。
スイレンの除去は、妙高山が池の水面にうつる「逆さ妙高」を観光客に楽しんでもらおうと、地元住民や自然保護団体メンバーなど30人が行った。作業は、6月に続いて今年2回目。作業ははじめに、「じょれん」と呼ばれる大型の鋤にロープをつけて池の底に沈める。それを軽トラックで引っ張ると、大量のスイレンが引き上げられる。
池の平温泉区協議会の吉越明区長は「3年前からじょれんを使って根ごと取っている。全部取らないとまた生えてくるが、取ったところは、年々少なくなっている。」と手ごたえを感じていた。
いもり池のスイレンは、もともとは観賞用に持ち込まれた外来種。地域の人によると、昭和50年ころから増えはじめ、10数年前には池を覆うようになったという。
スイレンの葉が池を覆うと景観が損なわれるだけでなく、もともと生えていた在来種が繁殖できなくなり絶えてしまう恐れがある。
スイレンの除去は3日間行わる。前回6月の作業では9.2トンのスイレンが除去されたが、今回はそれ以上が除去される見込みだ。地元では、観光客が増える紅葉の時期に逆さ妙高が楽しめるようになると期待している。
いもり池周辺の紅葉は10日頃から見ごろになるという。
※ご覧の記事の内容は2018年10月2日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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