2018年09月26日 13:30更新
上越市内のラーメン店関係者が、上越ならではのラーメンを来月の「越後・謙信SAKEまつり」で売り出すことになり、25日試作会が行なわれた。
販売されるのは酒粕を使った「雪むろ白湯」、「雪むろ味噌」の2種類。
「雪むろ白湯」のスープには、鶏がらをベースに、雪室で甘みが増したジャガイモとタマネギのペースト、豆乳、コシヒカリの米粉、そして吉川区の蔵元が作った酒粕が入っている。とろみのある食感が特徴だ。
さらに、麺にも酒かすを練り込んだ。色は通常の麺と比べると赤みがかっている。
具材は、上越市東本町にある醸造場のしょうゆ糀で味付けした豚バラチャーシュー、酒かすかまぼこ、素揚げした雪室のカボチャなど。
一方、「雪むろ味噌」のスープは、市内の山本味噌とあおき味噌などが作った味噌3種類をブレンドした。そこに「雪むろ白湯」と同じ酒かすを加えている。また、豚バラのチャーシューもしょう油糀に漬け込んだ。
このラーメンは、上越ならではの特産グルメを作ろうという上越市の呼びかけに応えて、市内のラーメン店、「麺屋あごすけ」「ラーメンダイナー GOGO宝来軒」「王華飯店」「手打ちらーめん まるとく」「たんぽぽラーメン」の5店舗が協力して作った。この日は関係者が集まって、麺やスープなど役割を分担しながら初めて試作品をつくった。
「シチューのような味だ」「外で販売するには、もう少し塩を足したほうがいい」「盛り付けは上越の食材だと、初めて見る人にも分かるように」など、味や具材について意見を交わした。
特産グルメづくりを呼びかけた上越ものづくり振興センターでは「どちらのラーメンも発酵食品づくりが盛んな上越の文化を生かした味になっている」と胸を張る。酒粕ラーメンは、10月20日(土)と21日(日)、高田の本町商店街で開催される「越後・謙信SAKEまつり」で数量限定で 販売される。「雪むろ味噌」は、10月20日(土)に約500食限定、「雪むろ白湯」は、10月21日(日)に300食限定。
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