2017年01月29日 10:55更新

ビーチバレーの選手として２度のオリンピックを経験した参議院議員の朝日健太郎さんの講演会が28日、上越市で開かれ、子どもたちが前向きにスポーツに取り組める環境づくりについて話した。

講演会は上越市体育協会が開いたもので、会場には協会の関係者をはじめ、スポーツ指導者や現役の選手など約140人が出席した。



講師の朝日健太郎さんは、バレーボールの全日本チームで活躍したあとビーチバレーに転向し、北京とロンドンの２度オリンピックに出場した経験がある。去年の参議員選挙で当選したあとも、バレーボールチームの監督として後進の指導にあたっている。

講演ではビーチバレーに転向した経緯について「与えられた目標ではなく、自分がやりやすい環境に変えて前向きな気持ちを持続させた」と当時を振り返った。指導者になった今もこの経験を生かし、選手に自発的に目標を設定させ、自分で考えた練習をするよう促していることを紹介。「常に前向きでいつづけるのではなく、前向きでいられる環境に変えていくことが大事」と自信の経験を語った。

また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みについて、スポーツのみならずボランティアなどでかかわりを持つことで、有意義な経験がえらえることも紹介。そして「みんなと一緒に盛り上げて2020年以降に何を残せるか考えて」と呼びかけた。


※2017年1月30日（月）ニュースLiNKで放送予定　18:30～