2018年08月24日 18:35更新
上越市は24日、高温と干ばつによる農作物被害をうけて、農地復旧や資金貸付など農家への経営支援策を充実するよう県に要請した。市長の定例記者会見で明らかになった。
上越市は県へ以下の2点を要請した。
(1)農家の経営支援(災害関係融資制度等の支援)
(2)被災の農地の復旧支援策の早期実施
村山市長は「水田に割れ目が多く、そこに水が入り法面が落ちて畦畔が崩れる事例が何か所も。資金が大変になったところには資金繰りの融資、利息の補てんなどをきょう、知事や関係部局に要請した。」と話している。上越市によると今月上旬9日時点で高温や干ばつによる被害を受けた稲は、中山間地域を中心に154.4ha。そのうち枯れ死は19.8haに至っている。23日現在は77.2haに回復した。
一方、園芸作物についても全体で217.2haで被害が出ている。特に豆類の被害が多く、大豆は株がしおれたり下葉が枯れるなどの生育不良が181.3ha。枝豆も同様に30.0haで被害が出ている。またアスパラガスは夏・秋採りの収穫量が減るなど2haで被害が出ている。市では応急対策として田んぼや畑に水をいれるためのポンプやホースなどの購入経費などを補助していて、22日までに支援事業に214人の申し込みがあった。
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