2017年01月21日 19:52更新
上越市安塚区にある唯一の医療機関、安塚診療所。そこで約25年、診療を続ける竹内英三郎さんが読売新聞社主催の医療功労賞を受賞し、21日に安塚診療所で表彰式が行われた。
都道府県医療功労賞を受賞した、安塚診療所の医師、竹内英三郎さん79歳。
安塚出身の竹内さん。かつて県立中央病院(当時は高田)で勤務した他、高知県や兵庫県で地域医療に携わってきた。25年ほど前に安塚区に戻り、兄で同じく医師の一郎さんと共に安塚診療所の前身、竹内クリニックで24時間昼夜を問わない往診をしてきた。また朴ノ木地区で冬期出張診療所を開設するなど、安塚区の地域医療を支えてきた。
豪雪地帯安塚の住民の医療不安軽減に取り組むなど、地域医療への貢献が認められ、このほど都道府県医療功労賞を受賞した。
この賞は、困難な環境下で医療に携わっていたり、地域住民の健康増進など活動に励んでいる医療従事者に贈られる賞(今年で45回目。過去、全国表彰は718人。都道府県表彰は4,366人が受賞)。今年、新潟県内で都道府県表彰を受賞したのは竹内さんのみ。
表彰式は安塚診療所で行われ、主催の読売新聞社から表彰状や記念品が贈られた。竹内さんは「安塚は一番心が落ち着いて医療できる場所。私の方が患者や地域のみなさんに感謝したい。体が続く限り、仕事をさせていただきたい」と話した。