2018年06月25日 19:12更新
新水族博物館うみがたりがオープンするのを前に、マゼランペンギンの保全活動で協定を結んでいるアルゼンチンの関係者が25日、村山市長を表敬訪問した。
村山市長を訪ねたのはアルゼンチン共和国のアラン・ベロー駐日特命全権大使と同国チュブ州政府観光省ネストル・ラウル・ガルシア保護区担当次官ら3人。ベロー大使は村山市長に「新しい水族館のオープニングに出席できることは本当にうれしい喜び。」とうみがたりオープンのお祝いを述べた。上越市はことし2月、マゼランペンギンの保全活動や飼育繁殖ノウハウの交換を目的に、アルゼンチンのチュブ州と協力協定を締結。その背景には、うみがたりでのマゼランペンギンの繁殖だけでは近親交配の影響が懸念されることがある。今後、市ではマゼランペンギンの遺伝的な多様性をどう守るか、チュブ州と協力・研究していく方針。また、うみがたりではチュブ州の特別保護区、プンタ・トンボの環境をペンギンミュージアムに再現していて、両国をむすぶシンボル的な展示となっている。ベロー大使は「マゼランペンギンがうみがたりにいることで訪れた人にペンギン興味を持ってもらい、近県を含むこの地域の人々に最大の生息地プンタ・トンボがどのような場所か、どのようか環境か興味を持って思いをはせてもらえれば交流の拡大に期待できる」と述べた。
アルゼンチンの一行は26日のうみがたり開館セレモニーに参列する。
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