2018年06月03日 00:49更新
上越市高田の町家を改修して活用していこうと、2日に仲町4丁目の空家でワークショップがひらかれた。
これは、空家になった町家を改修して、まちの活性化につなげていこうと上越青年会議所が企画した。
ワークショップでは、上越市仲町4丁目にある木造3階建ての築150年の町家を改修する。かつては足袋販売店や住居として使われていた町家だ。現在は一般社団法人「雁木のまち再生」が所有し、上越青年会議所が許可を得て改築する。
1回目のワークショップは2日と3日に開催し、上越市や柏崎市などから延べ80人以上の一般市民が参加する。
2日は、町家や隣接する倉庫の片づけ作業がお行われ、タンスや布団などが次々と運び出された。なかには昭和25年ごろに使われていたと見られる看板や、明治時代に描かれた絵も運び出された。看板などの一部は、改修後にインテリアやオブジェとして室内に飾ることを検討している。
ワークショップに参加した、板倉区の70代男性は「町家の利活用に向けて具体的な活動が見られるのが楽しい。できれば今後も一緒に活動したい」と話した。
上越青年会議所の佐藤宣夫さんは「雁木や町家に触れる機会が少ない、ワークショップを通して興味を持ってもらうことがスタート。リノベーションの事例が広がり、多くの人が雁木に集まって、にぎわいを出せれば」と、今後の活動に意欲を見せる。
上越青年会議所では、町家の改修作業を続け、8月下旬ごろに、改修した町家で商売をしてもらうお試しのチャレンジショップを実施する予定だ。
ワークショップの参加申込みや詳細は、上越青年会議所のホームページで確認できる。
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