2018年05月23日 14:02更新
上越市はこのほど、板倉区地域協議会から提出されていた針・宮嶋・山部の3小学校の統合を求める意見書に回答した。回答書によると、統合案に入っていない豊原小学校を含めた区内全体での統合の可能性を検討していくということ。
これは23日に開かれた板倉区地域協議会で明らかになった。回答書は5月7日付けで、板倉区内の児童数の推移をみることが重要とし、その上で、統合案に入っていない豊原小学校区の住民にも参加してもらい、統合について協議するとしている。
現在、板倉区内には針・宮嶋・山部・豊原の4小学校があり、宮嶋・山部では複式学級が常態化している。板倉区地域協議会では、統合について、4年前から議論を重ねてきた。その過程で、豊原小学校については、校区内の町内会連絡協議会が統合をのぞまなかったため、針・宮嶋・山部の3校での統合を求める意見書をまとめていた。
板倉区地域協議会の平井達夫 会長は「(区全域での統合の可能性は)今の現状では何とも言えない。(市からは児童数の)推移を見ながらと言われた。今後も将来を見据えて、協議していかないといけない」と話している。
市教委では6月中には統合に向けた手順やスケジュールの案を出し、その後、小学校区ごとに意見交換会を開きたいということ。
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