2018年04月01日 17:07更新
春日山城跡の大清掃が1日行われ、地域住民や春日中学校の生徒など総勢400人あまりが参加した。
大清掃は高田城百万人観桜会へ訪れる観光客に春日山城跡も散策してもらおうと、春日山城跡保存整備促進協議会が毎年この時期に実施している。今回で9回目。中学生は皆、それぞれの部活動単位でボランティアで参加していて今回の参加者は約270人と全体の3分の2を占め、過去最多となった。参加者は10の班に分かれ、ふもとの上越市埋蔵文化財センターから本丸、天守台までの山一帯を掃除する。この時期のおもな仕事は道路の側溝や遊歩道に溜まっている松や杉の枯葉の除去。3年生になったばかりの中学生は「家族でよく春日山に来るので、自分が貢献できるのはうれしい。冬までにたまったゴミは多いが、それを取ってきれいにできるのはやりがいがある。」と話していた。春日山城跡保存整備協議会の小山正明会長によると、大清掃をするようになって春日山への不法投棄はほとんど見られなくなったという。小山会長は「春日山を守る後継者作りも兼ねてやっているので中学生の大勢の参加は頼もしい。観光客の人たちにはぜひ、昼間は春日山をめぐり、夜は高田公園の夜桜を見てお帰り頂きたい。」と話していた。
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