2018年03月04日 20:17更新

着物姿で街なかを歩き、展示された雛飾りを鑑賞する催しが、４日、上越市本町商店街で行われた。

この催しは、着付けの指導者などで作る団体「着物で素敵になる会」が、着物文化の発信とともに、まちを活性化させようと４年前から行っている。年々参加者が増え、今年は、去年の２倍となるおよそ40人が参加した。

 本町商店街のおよそ40店舗では今月13日まで、様々なひな人形やつるし雛を店先に飾るイベントが開かれている。一行はそれぞれの店舗を巡りながら、雛人形の鑑賞や写真撮影を楽しんだ。

facebookでイベントを知ったという、アメリカフロリダ州出身で阿賀野市在住のＡＬＴの女性は「すばらしい日本の文化。着物も高田のまちの歴史的なところも大好き。家族や友達を招待したいすばらしい」と、笑顔でひな人形を写真に収めていた。

また、参加者の中には子どもの姿も多くみられ、一緒に街歩きを楽しんだ保護者からは、「着物を着る良い機会。本町をあまり歩くことがないので、いろんなお店を見てまわり、古いものとの新しいものを子どもに見てもらいたい」という声も聞かれた。

主催した「着物で素敵になる会」の代表、長崎幸江さんは「寝ている着物を活用しようというのがこの催しのきっかけ。城下町高田には着物が似合う。商店街の人達にも喜んでもらえるよう、様々なイベントとコラボしながら続けていきたい」と話していた。