2016年12月09日 18:30更新
環境省は9日、今月1日に上越市で回収した2羽の野鳥の死骸から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。市内で野鳥から検出されたのはこれが初めて。
高病原性鳥インフルエンザ(H5N6亜型)が検出されたのは、問題となった上越市柿崎区の養鶏場内で回収したハシボソガラスと、約1㎞離れた湖沼で回収したハヤブサの死亡個体。いずれも12月1日に農林水産省の疫学調査チームが回収したもの。この2羽について検査したところ、9日に陽性(H5N6亜型)と確定した。このほか、12月5日以降に上越市内でハイタカ、カンムリカイツブリ、オオバンが回収されており、現在、検査が進められている。
県では、養鶏場から半径10㎞の野鳥監視重点区域で監視の強化を継続するとともに、県内の養鶏場に対して防疫の再徹底を指示している。