2018年01月30日 11:39更新
妙高の日本酒の魅力を広めようと、29日に赤倉温泉で試飲会がひらかれた。赤倉周辺の宿や飲食店のオーナーが参加し地酒を味わった。
この催しは、妙高市に訪れる外国人観光客に、妙高の魅力や地酒のおいしさを発信していこうと、スキーリゾートのコンサルティングなどを手掛けるスタジオジャパホが企画した。
スタジオジャパホの塚田卓弥さんは「訪れる外国人観光客に地元の魅力を発信するには、まずはオーナー自身に魅力を知ってもらうことが大切」と話す。
試飲会は、スタジオジャパホが運営するスキーのレンタルショップを会場に、赤倉周辺に店を構える宿泊施設や飲食店の経営者など約20人が集まり、君の井酒造の日本酒を味わった。
赤倉でホテルを経営するオーストラリア人は「日本酒は、来日して飲めるようになった。純米大吟醸が気に入った。酒は日本文化のひとつ。ホテルでも日本酒を置いていて、誕生日の乾杯に日本酒を使うよう勧めている」と日本酒に太鼓判を押す。
君の井酒造では地元だけでなく、アメリカやシンガポールなど4つの国と地域に日本酒を輸出している。田中智弘専務は外国人の反応に手応えを感じながら「引き続き赤倉から酒を海外に発信したい。酒造りや歴史背景も含めて発信できれば」と話した。
妙高市よると、昨年度市内に訪れた外国人観光客は約6,000人。このうちオーストラリアやシンガポールなど英語圏が8割近くを占めている。
主催のスタジオジャパホの塚田卓弥さんは「オーナーたちが妙高の酒を知り、その良さを外国人観光客に伝える代弁者になってくれれば」と期待を寄せていた。
スタジオジャパホでは今後、妙高の雪や食、自然などを知ってもらうイベントを実施していくということ。
※2018年1月30日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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