2016年10月16日 13:31更新
ドイツ体操チームの役員が10月16日に上越市の練習施設などを視察し、2020年の東京オリンピックの際、上越市での合宿に合意した。
視察に訪れたのはドイツ体操連盟のライナー・ブレヒトケン名誉会長ほか、技術委員長、スポーツ担当理事の3人。上越市は国際体操連盟の名誉副会長で板倉区出身の滝澤康二さんを通じて、ドイツ体操チームの合宿招致を進めてきた。
視察した一行は、まず温泉施設の鵜の浜人魚館を訪れた。人魚館にはプールや大浴場サウナ、マッサージ器具などがあり、選手が練習の合間に気分転換できる施設として紹介された。その後、練習会場の大潟体操アリーナでは、地元の体操クラブ「レインボージムナスティックス大潟」の選手らに出迎えられ、一行は会場の大きさや器具など練習環境について確認した。会場を案内した上越体操協会の佐藤一徳 理事長は、この会場の他に公式大会用の器具をそろえたアリーナも建設予定で、本番さながらの練習ができると説明した。
当初一行はドイツ帰国後に合宿地を決定する予定でしたが、各施設を高く評価し、この日のうちに上越市での合宿に合意した。村山市長は合宿誘致にかかわった方に敬意を表し、「これを契機にドイツとの文化活動や人的交流など様々な分野で市民レベルの交流を深めていきたい」とコメント。上越市では今後も他の競技でも合宿の誘致を進めていくとにしている。