2018年01月13日 07:40更新
上越市高田本町商店街PRアイドル「がんぎっこ」が、この春で活動終了することが10日に発表された。本町商店街からは惜しむ声があがっている。
がんぎっこは2013年にデビュー。高田本町商店街の活性化とPRを目的に5年間活動してきた。しかし、現在、正規メンバーはあいみさんの一人。ここ最近は、サポートメンバーの2人を加えた3人で活動してきたが、サポート体制や新しいメンバーの確保が難しくなり、活動終了宣言となった。
上越市本町5の正香園では、がんぎっことコラボレーションして、オリジナルのブレンドコーヒーを販売。商品はがんぎっこのファンにしっかりアピールしたそう。
正香園の松木由美子さんは「地元のファンが、県外の大阪や名古屋から来たファンに本町商店街を紹介しながら歩いていた。ファン同士に強い絆があり、輪が広がっていた。コラボ商品を出すというと、通ってくれたり、買って貢献してくれていた」とファンの存在の大きさを話す。
上越市本町3の大杉屋惣兵衛。宮越啓子さんは、がんぎっこが毎回ステージの最後に「みなさん、このあとは商店街で楽しんでください」と呼びかけてくれたことに、心から感謝していると。商店街にとってのがんぎっこの存在を訪ねると「本町の娘・孫のような存在。つらかったこともあっただろうし、そんな時、本町が支えてあげられたら……」と涙を見せた。
そして「親として子どもが巣立っていくのは喜ばしいこと。自分の人生をしっかり歩んでほしい」と語った。
がんぎっこはPRのためだけでなく、商店街と全国をつなぐ架け橋となっていたことが強く伝わる。商店街では活動終了となる3月までコラボレーションを含めたイベントなどを開催していく予定。
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