2017年12月27日 17:19更新
上越市西本町にある老舗のパン店「バラパン」が今月31日で閉店することになり、49年の歴史に幕を閉じる。
バラパンは昭和43年に現在の店主、上屋 直誉さんの姉夫婦が創業した。上屋さんは中学卒業と同時にバラパンで働き、平成14年に姉夫婦から店を継いだ。店名のバラは花の薔薇という意味。
上屋さんは、ほとんど毎日、夜中の12時からパンを焼いてきた。パン生地は、創業の味を変えずに作ってきたという。しっとりと甘みがあるのが特徴。
きょう27日は、開店の朝5時半から、客が次々訪れていた。
「生まれたころから食べてきた。今は3世代で食べている」
「子どものとき親がよく買ってくれて……無くなるのはさみしい」
「奥さんの会計暗算力がすごい!……いくら?……ぴったり」
「自分も自営だけどいつまでできるか?おたがいさみしい……本人が一番さみしいだろう」と常連客。
上屋さんは「お客からは本当にやめるのか?など惜しむ声があった。長い間バラパンを愛してくれて本当にありがとうございました。安江店は引き続きやります。よろしくお願いします」と……。
バラパン西本町店は今月31日で閉店する。
※2017年12月27日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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