2025年02月12日 14:44更新
東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の是非を問う県民投票の実現を目指す活動について。条例の制定に向け、市民団体が直接請求に必要な署名の4倍を超えるおよそ15万人分を集める中、上越市で署名を集めた市民団体「県民投票で決める会・上越」が10日(月)、中川市長と面会し、県民投票の実現に向け、記者会見など公の場で県民投票に賛同する姿勢を示すよう要望しました。
要望したのは市民団体「県民投票で決める会・上越」のメンバー10人です。県民投票の条例制定を求める署名は、県内の市町村で今月1日まで行われ、直接請求に必要な3万6400人の4倍を超える15万128人分が集まりました。
1月7日
このうち「県民投票で決める会・上越」は上越市内で集めた1万4738人分を先月7日に上越市選挙管理委員会に提出しています。
会の片岡豊代表は、活動への理解と条例制定に向けて記者会見など公の場で、県民投票に賛同する姿勢を示すよう、要望書を中川市長に手渡しました。
県民投票で決める会・上越 片岡豊代表
「再稼働の賛否に関わらず自らの意思を反映した結論を求めようとする市民、有権者の思いを尊重していただきたい。県民投票条例制定に向けた積極的な対応を取ってほしい」
これに対し、中川市長は原発の再稼働について「大雪も含めた複合災害の中で原発事故が起こった時にどう避難するか。国、県で考えを示してもらわなければ、再稼働は賛否を示す段階にない」と、これまで通りの考えを示しました。
県民投票で決める会・上越 片岡豊 代表
「最終的に全県で15万を超える署名が集まったことは大きな意味を持つと考える」
署名は選挙管理委員会が来月2日までにチェックしたあと有効であることが確認されれば、花角知事が今年4月に県議会の臨時会で提案する見通しです。
県民投票で決める会・上越 片岡豊 代表
「県議一人一人が自分自身の問題として考えていっていただきたい。県議会で制定されるよう今後も頑張っていろいろ動いていきたい」
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